
新体力テスト体力測定小学生
小学生の新体力テスト完全ガイド|8種目の見方と平均値の活用法
2025年4月更新
新体力テストとは
「新体力テスト」は、文部科学省が実施している体力・運動能力測定の標準テストです。6歳から79歳までの全年代を対象としており、小学生は毎年学校で実施しています。
新体力テストの目的
- 1.子どもの体力・運動能力を客観的に評価する
- 2.全国規模での体力データを収集・分析する
- 3.子どもの体力向上につながる指導に活かす
- 4.親が子どもの適性を理解するデータを提供する
8種目の詳細解説
新体力テストは、以下の8種目で構成されています。各種目が何を測定しているかを理解することが重要です。
| 種目 | 測定内容 | 測定する能力 |
|---|---|---|
| 握力 | 握力計で両手を測定 | 筋力 |
| 上体起こし | 仰向け姿勢から上体を起こす | 腹筋の筋力・筋持久力 |
| 長座体前屈 | 座位で前に腕を伸ばす | 柔軟性 |
| 反復横とび | 線の間を左右に素早く移動 | 敏捷性 |
| シャトルラン | 20mを往復し、ペースに合わせて走行 | 持久力・有酸素運動能力 |
| 50m走 | 50mを全力で走る | 瞬発力・走力 |
| 立ち幅跳び | 立った状態から前方に跳ぶ | 下肢の瞬発力 |
| ボール投げ | 軽いボールを遠くに投げる | 上肢・体幹の筋力・巧緻性 |
各年代の全国平均値
お子さんの結果が平均値とどれだけ離れているかを把握することで、現在地と改善点が見えてきます。以下は2023年度の全国平均値です。
平均値の見方
- 平均値以上:その年代の子どもたちの中では、体力が高い方です
- 平均値以下:その年代の子どもたちの中では、体力が低い方です。ただし、発達段階なので改善可能
- 標準偏差:平均値からのばらつきの度合い。個人差が大きい項目もあります
結果をスポーツ選びに活かす方法
1
強みを見つける
8種目のうち、特に平均値より高い項目に注目します。その項目に関連したスポーツが、お子さんの適性とマッチしている可能性が高いです。
2
複数の視点で判断する
1つの項目だけでなく、複数の項目を総合的に判断することが重要です。例えば、サッカーなら「50m走」と「シャトルラン」両方を見ます。
3
お子さん本人の興味を優先
データは参考情報です。最も大切なのは、「お子さん本人が何をやりたいか」です。楽しさがあれば、能力は後からでも伸びます。
4
弱みは改善できる
平均値より低い項目でも、トレーニングで改善できます。運動は続けることで必ず成長します。焦らず長期的に見ましょう。
結果が平均より低い場合の対策
考えるべきポイント
- 1.発達段階:子どもの成長速度は個人差が大きい。今は平均以下でも、後で追い越すことはよくあります
- 2.運動経験:今まであまり運動をしていなければ、これからの経験で大きく改善する可能性がある
- 3.適切な指導:正しいフォームと練習方法で、短期間で成果が出ることもあります
- 4.楽しさ重視:無理強いすると運動嫌いになります。「できるようになった喜び」を大切にしましょう
まとめ
新体力テストは、お子さんの体力・運動能力を客観的に評価するための重要なツールです。結果を単なる点数としてではなく、「お子さんの適性を理解するヒント」として活用することが大切です。データを参考にしながら、お子さん本人の興味と意思を最優先に、最適なスポーツ選びをしてください。
出典・参考資料
- 文部科学省(スポーツ庁委託)「体力・運動能力調査報告書」— 新体力テスト8種目の全国平均値データ
- ※ 運動発達・スポーツ科学に関する内容は、スポーツ科学分野で広く知られた知見をもとに当サイトが解説したものです。
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